怖い話 第1話日本人形
日本人形
おばあちゃんがいなくなりました。だから、おばあちゃん家でお葬式です。棺のとなりに、着物をきたおかっぱの日本人形がありました。
「お母さんこれなに?」
「それは、棺といっしょに焼いて天国へ行くのよ。そして、そのお人形が道をおしえるのよ。」
「へえ〜そうなんだ〜」
私はなんとなくそれが気になった。なんだか、私を見ている気がした。だから私は目を見ないようにした。ごはんを食べて1階のおくの部屋でねることにした。私は慣れない部屋のせいか、なかなか寝れなかった。うとうとし始めたとこれで、音が聞こえてきた。
「ギィ〜ギィ〜」と音が聞こえる。ゆっくり廊下を歩いてるような音だった「ギィ〜ギィ〜」とまた聞こえた。お母さんかな?と思ったけど今日は夜の間におばあちゃんの衣服などを整理しなくちゃいけないのでこの家には私一人だ。「ギィ〜ギィ〜」とまた聞こえた。なんだか私がいる部屋にだんだん近づいて、来ている気がする。「ギィ〜ギィ〜」もう、すぐそこまで音が聞こえた。私は怖くて布団のなかにもっぐた。ふすまを開ける音とどうじだった。「・・・・・・・・・・・」私は布団の中で息をひそめた。何分経っただろうか?なんだかすごく重いような気がする。なにかが私に乗っているような・・・