第2話 怖い話「これもちが〜う」
これもちが〜う
夏休みに男の子が友達4人で知り合いのお寺に泊まることになった。
4人でカルタをしたり、お寺の掃除やお墓のお供え物などを手伝いました。
夕食を食べて最後にコマ回しをして遊びました。
夜になって、お寺の空き部屋で寝ることになりました。男の子は友達をならんで一番端っこに布団を敷いて寝ることにしました。最初は友達と枕なげをして遊んだりしていたけど、だんだんあきてきて、ふとんにはいることにしました。
しばらくして、ねいきが聞こえるようになりました。
でも男の子はトイレに行きたくなったので、起こさないように廊下にでました。
廊下はすごく、ひんやりしていました。歩くと、「ギィ〜ギィ〜」と音がなります。トイレに用をたしていると、なか「ガリガリ、ガリガリ」と音が聞こえます。後ろの小窓を見ると、お墓がずらりとならんでいました。
そこに、白い着物を着た長い髪のおばあさんが、なにか白い物を食べています。
「ガリガリ、ガリガリ」と聞こえます。
男の子は怖くて「うわああ」と声を出してしまいました。
すると着物を着たおばあさんが、
、
、
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パッとふりむきました。「見たあなああ」そう言うとものすごいスピードで追いかけてきました。男の子は冷たい廊下を走って布団にもぐり込みました。しばらくすると、「ギィ〜ギィ〜」と音が聞こえました。おばあさんは右から順に友達の布団をめっくて足をさわって、「これもちが〜う」「これもちが〜う」と言っています。男の子は思いました。さっき廊下を走った、僕の足は冷たくなっていることを。男の子は必死に足をこすりました。手がぴりぴりします。とうとう自分の番になりました。おばあさんの冷たい手が触れます。「これもちが〜う」男の子はホットしました。しばらくして、行ったかな?と思っにて布団からのぞくと、自分の手をジーーーと見ています。さっき足を必死にこすっていたので手が真っ赤になっていたのです。
「おまえだああああああああああ」